数秘術って?数が表す個性と才能
数秘術、数の秘密の術と記される占いは、数そのものに意味や吉凶があるという考えで生まれました。西洋ではNumerology(ニュメノロジー/ヌメノロジー)と呼ばれ、「数の理論」という意味です。
数字だけでなく、アルファベットの各文字に数字を当てはめて、文字についても占います。
数秘術のシクミ
数秘術は歴史の中で段階的に発展してきましたが、現在行われている主な数秘術は、主に以下のような占いのシクミがあります。
1.誕生日の数字から読み解く運勢(誕生数)
誕生日の数字から求められる数字を、誕生数(ライフパスナンバー)、あるいは運命数(ソウルナンバー)と呼びます。
西暦の年月日のそれぞれの数字をすべて足して1から9までの一桁にした数が誕生数(ライフパスナンバー)です。
ただし、計算途中で「11、22、33」が出てきた場合、それ以上は一桁になるまで足さず、そのまま「11、22、33」が誕生数(ライフパスナンバー)となります。
この「11、22、33」のゾロ目の数字は、マスターナンバーと呼ばれ、特別な意味のある数とされます。
例1)
1990年1月23日生まれの場合
1+9+9+0+1+23 = 43 → 4+3 = 7 → ライフパスナンバーは「7」
例2)
1985年3月7日生まれの場合
1+9+8+5+3+7 = 33 → ライフパスナンバーは「33」(マスターナンバー)
2.名前から読み解く運勢(ゲマトリア)
アルファベットの26文字それぞれに数字を対応させ、その数字を足していきます。
日本の名前の場合はローマ字(ヘボン式)に置き換え、数字に対応させます。
ゲマトリアとも呼ばれますが、もともとはヘブライ語の文字であるヘブライ文字を数字に置き換えたものでした。ヘブライ文字をアルファベットに変換し、数字を当てはめているのが、現代のゲマトリアです。
一般的に利用されているアルファベットから数字への変換は、以下のようになります。
・A、I、Q、J、Y → 1
・B、K、R → 2
・C、G、L、S → 3
・D、M、T → 4
・E、H、N → 5
・U、V、W、X → 6
・O、Z → 7
・F、P → 8
例)
Yamada Hanako(山田花子)
= 1+1+4+1+4+1 + 5+1+5+1+2+7 = 12 + 21 = 「33」(マスターナンバー)
誕生数と同じように、合計した数が「11, 22, 33」のマスターナンバーの場合は、それ以上計算しません。
数秘術で分かること
数秘術には、上で紹介した以外にも、誕生日や姓名から、より詳細に様々な計算方法でいろいろな数(ナンバー)が導き出され、個人のさまざまな面が占えます。
ですが、もっとも大切な軸となる数は、上に挙げた2つです。
それぞれにはどんな意味があるのでしょうか?
誕生数(ライフパスナンバー)で分かること
誕生日は誰しも一生変わらないもの、まさに運命的なものです。そのため、一生を通じて変わらない運命的なもの、その人本人の最も軸になる性格の大筋のようなことが分かります。
人生を通してさまざまなことが起こったとしても、大きな視線で見てその人に一貫している生き方、個性のようなものです。
これが分かれば、日々の小さな悩みにも惑わされることなく、そして他の人と自分が違っていても、自分の個性と認めて前に進むことができますね。
姓名の表す数(ゲマトリア)から分かること
名前は一生変わらないこともあれば、結婚や改名によって変わることもあります。さらに、本名とは別にニックネームやペンネームを持てば、それらで活動する場合の運勢も出てきます。日本では姓名判断で改名したり、芸名をつけるのと同じように、ゲマトリアでも運命開花のために利用されることがあります。
自分の本来の姓名での運勢はどうなのか、ニックネームではどう呼ばれるとラッキーなのか、さらに結婚した場合の運勢がどう変わるか、ライフステージでの変化も予測できるのは、助かりますね。
電話占いで数秘術を行う場合
数秘術は生年月日や姓名があれば、遠隔でも占えるため、対面でも電話占いでも結果は変わりません。この点は、安心して電話占いで依頼できますね。
電話占いだからこそ利用したい数秘術のテクニック(特徴)
電話占いの良いところは、単に数秘術として自分を占ってもらうだけでなく、お悩みに個別に答えてもらえることです。
数秘術には、上に挙げたメインの数(ナンバー)だけでなく、たくさんの計算方法から複数の数(ナンバー)を導き出すため、お悩みの内容に合った数(ナンバー)を見て、その悩みの原因を紐といていくことができるでしょう。
自分がなぜいまそうなっているのか、まずは自分の個性を理解し、その上でどういう意識でいれば自分のもっとポジティブな要素に目を向けられるか、自分が持っているさまざまな個性や可能性を伝えてもらえるはずです。
まとめ~数秘術だからこそ占ってもらいたいこと
占星術などロジックのある多くの占いでは、誕生日など変わらない要素を元に占い、未来についても星の動きや暦など、自然界に沿ったロジックで見ていきます。
一方、数秘術では、誕生日という変わらないもので見ることもできる一方で、自分で利用する名前でいくつもの可能性を占うことができます。未来についても、その時期の日付から占うこともできます。
歴史や思想が深く関わる数秘術、深く追求していくと、自己探求や運命開花、招福にも、幅広く役立てられる占いですね。